伊藤 薫 (ITO, Kaoru) (Updated 18th, July, 2018)

奈良先端科学技術大学院大学 研究推進機構
ソーシャル・コンピューティング研究室 博士研究員 (博士)
(Click here for English page)

レトリック,認知言語学,談話・テクスト分析及び,言語指標と心理指標の関連について研究をしています.

学歴

2006: 京都大学 総合人間学部 入学
2010: 京都大学 総合人間学部 卒業
京都大学大学院 人間・環境学研究科 共生人間学専攻 言語科学講座 修士課程 入学
2012: 京都大学大学院 人間・環境学研究科 共生人間学専攻 言語科学講座 修士課程 修了
京都大学大学院 人間・環境学研究科 共生人間学専攻 言語科学講座 博士課程 進学
2015: 京都大学大学院 人間・環境学研究科 共生人間学専攻 言語科学講座 博士課程 研究指導認定退学
2018: 京都大学大学院 人間・環境学研究科 共生人間学専攻 言語科学講座 博士号取得



職歴・研究歴

奈良先端科学技術大学院大学 博士研究員 (2018-)

2018年8月-現在

奈良先端科学技術大学院大学 研究員 (2016-2018)

2016年7月-2018年8月

京都工芸繊維大学 非常勤講師 (2016-2018)

2017年度後期: Academic English
2017年度前期: Career English Basic
2016年度後期: Academic English
2016年度前期: Career English Basic, 英語IA, 英語IIA

大阪医科大学 非常勤講師 (2015-2016)

2016年度前期: 医学英語
2015年度後期: 医学英語

京都ノートルダム女子大学 非常勤講師 (2015-2016)

2016年度前期: 基礎英語I
2015年度後期: 基礎英語I・II
2015年度前期: 基礎英語I・II

京都大学 非常勤講師 (2015-2016)

2016年度前期: 英語IA WL
2015年度後期: 英語I RB, WB
2015年度前期: 英語I RA, WA


研究業績

学位論文

  1. 伊藤薫. 2018.「修辞表現と言語理解の重層性 ―認知言語学からのアプローチ―」, 京都大学大学院 人間・環境学研究科 博士学位論文
  2. 伊藤薫. 2012.「オクシモロンの修辞的機能に関する認知言語学的考察」, 京都大学大学院 人間・環境学研究科 修士学位論文

論文

  1. 荒牧英治, 若宮翔子, 矢野憲, 永井宥之, 岡久太郎, 伊藤薫. 2018. 「病名アノテーションが付与された医療テキスト・コーパスの構築」, 自然言語処理「言語処理の応用システム」特集号, 25(1), (技術資料)
  2. 伊藤薫. 2016. 「文脈が修辞表現の理解に及ぼす影響」山梨正明 他(編)『認知言語学論考』No.13, pp. 345-372.
  3. 伊藤薫. 2016. 「修辞表現と意味の衝突の解決 —詳細な記述方法の確立に向けての試論—」『大阪医科大学紀要 人文研究』第46・47号 pp. 28-50. 大阪医科大学.
  4. 伊藤薫. 2015. 「直喩再考 ―”like”の機能と様々な修辞技法の関連について―」『日本認知言語学会論文集』第15巻 pp. 244-256, 日本認知言語学会.
  5. Ito, Kaoru. 2014. Metaphor and Consistency in Text: A Corpus-based Study. Papers in Linguistic Science, 20. Department of Linguistic Science, Graduate School of Human and Environmental Studies. 83-99.
  6. 伊藤薫. 2013. 「Opposed terms を基にしたオクシモロンの分類」『日本認知言語学会論文集 第13巻』 pp. 409-417, 日本認知言語学会.
  7. 伊藤薫. 2013.「オクシモロンにおける矛盾の解決について―ドメインの観点から」 児玉一宏・小山哲春(編)『山梨正明教授退官記念論文集 言語の創発と身体性』 pp. 53-66, 東京:ひつじ書房
  8. 伊藤薫. 2012. 「否定とレトリックについての一考察 : 『XもYもない』の用法について」『言語科学論集 第18号』 pp. 27-46, 京都大学大学院 人間・環境学研究科.

国際会議

  1. Kaoru Ito, Hiroyuki Nagai, Taro Okahisa, Shoko Wakamiya, Tomohide Iwao, Eiji Aramaki. 2018. "J-MeDic: A Japanese Disease Name Dictionary based on Real Clinical Usage", In Proceedings of International Conference on Language Resources and Evaluation (LREC). (2018/5/7, Miyazaki, Japan, poster)
  2. Hideya Yamamoto, Kaoru Ito, Chihiro Honda, Eiji Aramaki. 2018. "Does Digital Dementia Exist?", In Proceedings of AAAI 2018 Spring Symposium. (2018/03/26, California, US, oral)
  3. Daisaku Shibata, Shoko Wakamiya, Kaoru Ito, Mai Miyabe, Ayae Kinoshita, Eiji Aramaki. 2018. "VocabChecker: Measuring Language Abilities for Detecting Early Stage Dementia", In Proceedings of International Conference on Intelligent User Interfaces (ACM IUI) Companion (demo). (2018/03, NII, Tokyo, demo)
  4. Ryo Takeuchi, Hayate ISO, Kaoru Ito, Shoko Wakamiya, Eiji Aramaki. 2017. "Multi Liner Regression of Symptom-related Tweets for Infectious Gastroenteritis Scale Estimation", In Proceedings of the Workshop on Digital Disease Detection using Social Media (DDDSM) of International Joint Conference on Natural Language Processing (IJCNLP). (2017/11/27, Taipei World Trade Center, Taiwan, oral)
  5. Camille Marie Ruiz, Kaoru Ito, Shoko Wakamiya, Eiji Aramaki. 2017. Loneliness in a Connected World: Analyzing Online Activity and Expressions on Real Life Relationships of Lonely Users, AAAI Spring Symposium on Wellbeing AI: From Machine Learning to Subjectivity Oriented Computing, In Proceedings of AAAI 2018 Spring Symposium. (2017/03/29, Stanford University, US, oral)

国内学会口頭発表

  1. 岡久太郎,柴田大作,伊藤薫,荒牧英治. 2018. 「聞き手の推定した語彙量と話し手のTTRとの乖離に関する検討」, 言語処理学会 第24回年次大会, (2018/03, 岡山コンベンションセンター, 岡山県)
  2. 塩野雅孝,荒牧英治,若宮翔子,伊藤薫,後藤考市,河合優子,渡昭博,猿木信裕. 2018. 「胃腸炎をモデルとした群馬県における感染症早期探知システムの構築」, 全国地方衛生研究所公衆衛生情報研究協議会研修会, (2018/01/25, 東京, 最優秀賞)
  3. 柴田大作,伊藤薫,若宮翔子,木下彩栄,荒牧英治. 2017. 「日本語におけるIdea Density: 認知症の早期発見を目指して」, 第37回医療情報学連合大会,(2017/11/20, グランキューブ大阪, 大阪府)
  4. 柴田大作,伊藤薫,若宮翔子,宮部真衣,木下彩栄,荒牧英治. 2017. 「自由発話による認知症スクリーニングを支援するアプリケーションの開発」, 第37回医療情報学連合大会, (2017/11/20, グランキューブ大阪, 大阪府)
  5. 山本英弥,伊藤薫,矢野憲,若宮翔子,荒牧英治. 2017. 「検査表現と潜在的解釈の相互変換方法とその評価法の設計」, 第37回医療情報学連合大会, (2017/11/20, グランキューブ大阪, 大阪府)
  6. 竹内瞭,伊藤薫,若宮翔子,荒牧英治. 2017.「症状に関するつぶやき数の多重線形回帰による感染性胃腸炎流行規模の推定」, 第37回医療情報学連合大会, (2017/11/20, グランキューブ大阪, 大阪府)
  7. 矢野憲, 伊藤薫, 若宮翔子, 荒牧英治. 2017. 「深層学習による医療テキストからの固有表現抽出器の開発とその性能評価」, 人工知能学会全国大会 (JSAI), (2017/05/23, 名古屋大学, 愛知県)
  8. 荒牧英治, 岡久太郎, 矢野憲, 若宮翔子, 伊藤薫. 2017. 「大規模医療コーパス開発に向けて」, 言語処理学会 第23回年次大会, (2017/03/17, 筑波大学, 茨城県)
  9. 伊藤薫, 荒牧英治, 磯颯, 矢野憲, 若宮翔子, 安藤俊太郎, 西田淳志. 2017. 「思春期コホートにおける自由記述文長とウェルビーイング」, 言語処理学会 第23回年次大会, (2017/03/16, 筑波大学, 茨城県)
  10. 柴田大作, 若宮翔子, 伊藤薫, 荒牧英治. 2017. 「JIWC: クラウドソーシングによる日本語感情表現辞書の構築」, 言語処理学会 第23回年次大会, (2017/03/15, 筑波大学, 茨城県)
  11. 羽藤由美, 竹井智子, Healy, Sandra, 神澤克徳, 伊藤薫. 2015. 「大学入試への英語スピーキングテスト導入:CBT方式によるパイロットテストの検証」, 大学英語教育学会 第54回国際大会, (2015/8/29, 鹿児島大学, 鹿児島県)
  12. 伊藤薫. 2014.「直喩再考 ―"like"の機能と様々な修辞技法の関連について―」, 日本認知言語学会 第15回全国大会, (2014/9/21, 慶應義塾大学日吉キャンパス, 神奈川県)
  13. 伊藤薫. 2013.「文脈が修辞表現の理解に 及ぼす影響―アレゴリーと異義兼用を中心に」, 言語科学会 第15回年次国際大会, (2013/6/28, 活水女子大学,長崎県)
  14. 伊藤薫. 2012.「Opposed termsを基にしたオクシモロンの分類」, 日本認知言語学会 第13回全国大会, (2012/9/9, 大東文化大学, 東京都)
  15. 伊藤薫. 2012.「オクシモロンにおける反義のプロトタイプ性について」, 言語処理学会 第18回年次大会, (2012/3/14, 広島市立大学, 広島県)

国内ポスター発表

  1. 荒牧英治,伊藤薫,若宮翔子,本田ちひろ. 2017. 「当事者エピソードバンクの構築に向けて」, 日本発達神経科学学会第6回大会 「認知ミラーリングによる発達障害の理解と支援」, (2017/11/25,情報通信研究機構 脳情報通信融合研究センター, 大阪府)
  2. 伊藤薫. 2014.「比喩表現コーパスの構築と問題点 -言語学の立場から-」, 言語処理学会第20回年次大会, (2014/3/18, 北海道大学, 北海道)